表題番号:2019C-480 日付:2021/03/02
研究課題社会運動における資源動員効果の再検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 助手 稲田 奏
研究成果概要
本研究は次の二つの問いを提起して、社会運動における資源動員の効果を再検討する。すなわち、①なぜ大規模な社会運動が時に政府による譲歩を獲得できず、むしろ小規模な社会運動が大きな政治変革をもたらすことがあるのか、②所有する全資源を政府に対する妨害行動に費やすことで政府に対する脅しの信憑性を最大化できるはずであるのに、なぜある社会運動団体は資源の一部を自らの団体の制度化に充てるのかという問いである。本研究の成果は、海外査読誌Conflict Management and Peace Scienceへ投稿した。