表題番号:2019C-460 日付:2020/06/01
研究課題disformal変換の四脚場形式とその応用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等研究所 講師 木村 蘭平
研究成果概要
現代物理学の未解決問題である現在の宇宙の加速膨張は、Einsteinの一般相対性理論の重力の法則を変更することで、説明できることが知られています。重力場と他の場を混ぜる変換を行うことで、様々な重力理論と結びついていることが知られています。この重力場とフェルミ粒子の結合を定式化するためには、四脚場による重力理論の形式を用いる必要があります。そのために、本研究ではまずdisformal変換を四脚場で定式化し、Einstein重力と通常のワイル場がこの変換でどのように記述されるかを考察しました。この結果により、高階微分を含む重力とフェルミオンの相互作用がどのように記述できるのかを明らかにできると考えています。