表題番号:2019C-439 日付:2020/03/24
研究課題大学の数学講義に特化したルーブリックの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 准教授 高木 悟
研究成果概要
研究代表者らの過去の研究をもとに,大学での数学講義に特化したルーブリックについて研究した.ルーブリックは本来,試験等による評価が困難な思考・表現・態度の評価に向いているが(受動的側面),本研究では試験等により比較的評価しやすい数学科目において,学習者が自身の学力を把握し,学習到達目標を明確にすることで学習のモチベーションを維持し,結果的に学生の主体性を引き出す効果(能動的側面)が得られるようなルーブリックの作成を検討した.実際に代表者が担当する複数の数学講義において実施し,改良を重ね,効果のあるルーブリックを作成することができたが,一方で懸念事項も生じたため,どのように対処するか検討中である.