表題番号:2019C-425
日付:2019/12/04
研究課題分子生物学実験の「高校生物」教材化
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 秋山 和広 |
- 研究成果概要
- 本研究では、高校生を対象として、「DNAやタンパク質を扱う遺伝子検査技術」を座学に留めず、大学などでも比較的に用いられる実験を実習の形で行い、生命倫理観や研究倫理に関する授業を組み合わせることで、高校生にその問題意識や正しい知識を改めて獲得することが可能な教材の作成を行った。現在までに、主に高校2 年生、及び高校3 年生を対象に授業内に組み込み、実験実習の実施を行ってきた。また、課題研究の形で発展的に一部の高校生には研究の指導を行ってきた。その結果、座学と実習を併用すると、座学のみの場合よりも有意に遺伝子検査に関する知識の獲得や問題意識が上昇する傾向も確認された。今後は教材の改善や、より正確なデータを得ることで内容の向上に努めたいと考えている。