表題番号:2019C-411
日付:2020/04/15
研究課題外交使節の出入境経路と地域支配に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 柿沼 亮介 |
- 研究成果概要
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本研究では、外交使節の出入境経路と地域支配の関係について、外交使節の来着地となった地域の調査などを通して検討した。日本の沖ノ島、韓国の辺山半島の竹幕洞遺跡、中国の舟山群島の普陀山は環東シナ海交流の最前線となる地域であるが、出土遺物や祭祀の場の環境の類似性が指摘されている。そこで、対外通交上の要地であった北部九州、辺山半島周辺地域、舟山群島において現地調査を行い、航海にまつわる信仰の対象や祭祀空間の地理的特性の確認、そして対外交流にまつわる伝承の収集を行った。今後は調査結果を踏まえて、信仰や伝承を通した地域間の結びつきと地域支配の関係について検討していきたい。