表題番号:2019C-409
日付:2020/04/07
研究課題酢酸ナトリウム融液の核化において添加物が待ち時間に及ぼす影響の検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 神代 瑞希 |
- 研究成果概要
酢酸ナトリウム融液に添加物を加えて冷却し、結晶が析出する核化時間および発核率を研究した。
酢酸ナトリウムは潜熱蓄熱材として利点が多く、研究知見が多い物質である。酢酸ナトリウム融液の核化により生じる結晶化熱は既に様々な面で利用されている。しかしながら核化の制御に関しては研究の余地が有るため、本研究では融液に対する添加物が核化時間や発核率に及ぼす影響について調査した。また、酢酸ナトリウム融液の核化実験を教材化する実験について検討した。
有機物の量及び種類をパラメータにして実験し、発核率についてデータを整理した。核化時間の測定法を改善したが、発核率の考察については更なる追試が必要であることが示唆された。