表題番号:2019C-408
日付:2020/03/27
研究課題歴史学と歴史教育の関係についての調査・研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 森下 壽典 |
- 研究成果概要
近年、歴史教育では、学習の場における生徒の自由な解釈を重視し、必ずしも歴史学研究の成果を重視しない立場がある。そこで本研究課題では、「歴史学研究と歴史教育の関係」を改めて再検討した。
まず、中学の歴史教科書、高校世界史の教科書の記述を精査し、また、世界遺産登録で資源化が進む百舌鳥・古市古墳群やその周辺で現地調査を行い、学術研究の成果と歴史教育との関係について、基盤的情報を収集した。
一方、「南蛮人燭台」をもちいた中学校での授業実践では、生徒の自由な解釈を求めてそれを基盤としつつ、同時に史資料に基づいた「定説」を提示し、その両者の称揚を試みた。得られた成果は、別途、学会発表などを通じて報告をする。