表題番号:2019C-397
日付:2020/03/23
研究課題計算言語学の手法を用いた小中高における教科書の文章難易度に関する調査研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院日本語教育研究科 | 教授 | 李 在鎬 |
- 研究成果概要
小中高における教科書412冊の電子データを,独自に開発したコンピュータシステムでもって文章難易度を調査した。調査の結果を母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会2019年度研究大会でポスター発表した(李在鎬(2019)「教科書に対する読みやすさの評価 ― jReadability と BCCWJ を用いて―」(立命館大学,2019.8.8))。また,「李在鎬(2019)「BCCWJ の学校教科書コーパスの計量的分析 ―日本語教育のためのリーダビリティと語彙レベルの分布を中心に―,『計量国語学』 32(3) 147 - 162 」で論文として公開した。
この結果は,今後,日本語教師が,日本の小中高で外国人児童を指導する際,教科書の難しさを判断する指針になりうるもので,大きな波及効果を持つものと考えている。