表題番号:2019C-392 日付:2020/06/14
研究課題在タイ日本人の個人文書を初めて本格利用した近代国家移行期のタイ社会構造の実態解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 教授 村嶋 英治
研究成果概要

本研究の課題は、近代国家移行期(本研究では主に1880-1930年代を対象期間とする)のタイ(シャム)国の社会構造(とりわけ、社会階層秩序、パトロン・クライアント関係、多民族社会的性格)の実態・実相を、従来利用されたことがない独自のソースであり、かつ他にはない詳細な情報から成る、在タイ日本人の個人文書を用いて、より具体的かつ詳細に解明することである。これによって法制面に偏った既存研究を超え、タイ社会構造の生きた実態を明らかにすることを試みた。