表題番号:2019C-387 日付:2020/04/09
研究課題日本人英語学習者によるL2英語音声評定の縦断研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 講師 小西 隆之
研究成果概要
本研究では、英語の没入教育が行われている早稲田大学国際教養の1年生を対象に、入学直後である4月と、1月に同一音声の評定を行ってもらった。音声学者16名による評定 (相互の相関係数 > 0.9)の平均値と比較した結果、4月時点において英語の習熟度(TOEFL ITPのスコア)が高い学習者の方が総じて音声学者の評定との一致率が高かった一方、同一話者による4月時点と1月時点の評定値の一致率は極めて高く(およそ0.8)、音声学者の評定との一致度の縦断的変化も起こらなかった(相関係数最大0.5程度の変動)。この原因として、4月から1月のおよそ9ヶ月間で、今回の検定に影響を与えるほどの学習が起こらなかったことが想定される。