表題番号:2019C-374 日付:2020/03/03
研究課題マクロン大統領とフランスの新たな対アフリカ政策
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 教授 片岡 貞治
研究成果概要

 弱冠39歳の若さでフランスの大統領になったエマニュエル・マクロン。2017年11月に行われた最初のアフリカ歴訪(ブルキナファソ、コートジボワール、ガーナ)において、その改革志向の政策を発表した。ブルキナファソの首都のワガドゥグ大学における政策スピーチで、「フランスの対アフリカ政策はもはや存在しない。」といきなり過激な発言を行い、フランスとアフリカ諸国との古い関係が変わりつつあることを示唆した。これまでの大統領では出来なかった抜本的な改革を行い始めている。家父長的な役割からの脱却、新たな戦略的パートナーシップの構築、フランスに滞在するアフリカ人ディアスポラの積極活用、これがマクロンの対アフリカ政策の新機軸である。成果をアフリカ協会機関誌『AFRICA』に執筆。