表題番号:2019C-369 日付:2020/06/01
研究課題授業者から捉えた体育授業における成功体験に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 助教 梶 将徳
研究成果概要

本研究の目的は,体育授業の成功体験に対する学習者の捉え方を明らかにし,さらに,学習者の成功体験を保障するために教師が用いた教授方略を明らかにすることであった.その結果,以下の点が明らかになった.

・学習者は体育授業における成功体験を「運動技能の上達」,「勝利」,「他者の成功」,「活躍」,「絆の深まり」から捉えていることが明らかになった.

・授業者は学習者に成功体験を味わわせるために,学習者同士の関わり合いが必要となる学習形態の採用や,学習集団内での共通課題の設定等の教授方略を用いていることが明らかとなった.

 なお,本研究の成果は,論文にまとめ国際誌に投稿中である.