表題番号:2019C-359 日付:2020/04/04
研究課題アスリートのあがりを防止するQEトレーニングの神経機序に関する機能的MRI研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 正木 宏明
(連携研究者) スポーツ科学学術院 助教 平尾貴大
研究成果概要
動作を加える目標物に視線を固定した時点から当該動作実行後に固視が終了するまでの視線停留はQuiet Eye (QE)と呼ばれる。言語教示で目標物に視線を意識的に固定させてQE時間を延長させるQEトレーニングは、あがり防止に有効とされているものの、そのメカニズムは不明である。そこで本研究では、3テスラ機能的MRIを用いて、QE中の脳活動を調べることを目的とした。機能的MRI実験に適用可能で、エイミング要素を含んだシューティング課題を開発した.完成した課題の遂行中に脳活動を測定した結果、条件間で十分なQE時間の差が得られなかったため、QE延長の効能が運動プログラミングと注意制御のいずれに起因したものなのか、明確にすることができなかった。