表題番号:2019C-356
日付:2020/04/10
研究課題接触を介した人と人の相互行為の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 講師 | 牧野 遼作 |
- 研究成果概要
人々が社会生活を営むための,他者との様々な相互行為では,発話(音声),身体動作(視覚)といったモダリティが主に用いられている.一方で,特定の社会的相互行為場面では,音声・視覚といったモダリティではなく触覚を通した接触を用いた相互行為がなされている.本研究計画では,接触を介した人々の相互行為場面の定性的研究を推し進めた.特に,施設利用者と理学療法士間でのリハビリテーション場面という相互行為の収録・分析を実施した.分析の結果,リハビリテーション内で利用者が適切な反復動作を可能とするために,理学療法士は音声,視覚的情報に加え,接触によって,段階的に動作を調整することを行っていることが示された.