表題番号:2019C-353 日付:2020/07/29
研究課題SPOCを用いた反転型ファカルティデベロップメント研修の実践と評価
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 森田 裕介
研究成果概要
本課題は,SPOC(Small Private Online Course)を用いた反転型ファカルティデベロップメント(FD)研修を導入し,その効果を明らかにすることを目的とした.早稲田大学大学総合研究センター(CTLT)と,米国ワシントン大学CTLは,2017年度に協働でSPOCを開発した.そして,2018年度海外FD研修から,事前に参加者に視聴させてから研修を行う形式を導入した.2019年度は,SPOCの長さを改善し,同様に実施した.実験においては,作成した動画のオリジナルについて,内容がひとまとまりになるよう10分程度に分割し,提示した.分割にあたっては,動画編集等の作業を行なった.視聴後のアンケート調査の結果から,コンテンツを分割することによって,視聴しやすさなどの主観評価の得点が向上した.また,事後に行った米国ワシントン大学での海外FD研修において,参加者の事前学習が効果的であるという意見をいただいた.