表題番号:2019C-350 日付:2021/02/03
研究課題評価対象としない授業の振り返りにおける相当教員とのトランザクション対話の効果
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 保崎 則雄
(連携研究者) 早稲田大学人間科学部 助手 藤城晴佳
研究成果概要
2019年度の対面授業での「授業アンケート」での記述データを分析して、以下の点が明らかになった。
1)成績に組み込まないというメッセージに2割程度の学生は組み込まれると考えたこと
2)評価を意識せずに書けるという安心感を持ったこと
3)教員が毎週返事を書いてくれるので、次に書く動機付けになったこと
4)意見の違いと見解の相違が明らかになり、より議論をするようになったこと
教育でよく行われる「振り返り」「リフレクション」のようなものの多くは、授業内容の理解を確かめるという視点と何かしらの学生評価のために行われていることが先行研究で明らかになっているが、評価という枠をはずすと興味深い反応が返って来た。