表題番号:2019C-332
日付:2020/03/23
研究課題過疎地域における広域的地域資源管理の実態と課題-農業集落の視点から-
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 助教 | 呉 鳶 |
- 研究成果概要
山間農業地域の基礎単位としての農業集落では、人口減少の影響で水田をはじめとする地域資源の維持と管理が困難になりつつある。こうした状況下で、一部の農業集落は、自らの資源管理の課題を整理して隣接集落間で広域的地域資源管理への道を探っていた。広域的地域資源管理は、集落単位の土地、人、資本(農業機械・施設等)を融合して、複数の集落をカバーする範囲で資源管理の仕組みの再構築によって成立するものである。本研究は、広域的地域資源管理の主体(集落営農法人など)が存在する地域を分析の対象として、水田資源管理における範囲の変化に伴う担い手組織の再編と課題を明らかにした。研究成果の一部は学会発表によって公開された。