表題番号:2019C-329 日付:2020/04/07
研究課題南カリマンタン州での小規模農家によるゴムノキ活用を通したSDGs達成のモデル開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 平塚 基志
研究成果概要
頻発する森林火災によりチガヤ属が優占する劣化草地が拡大していた南カリマンタン州南部を対象に、換金作物であり、かつ荒廃地修復に活用できるゴムノキを用いてSDGs達成モデルの解決に取り組んだ。荒廃地修復を進めることは、森林生態系による炭素ストック量の増大を通してSDGsのゴール13(気候変動対策)に寄与すること、さらに森林生態系の回復で多くの野生動物の個体数が回復するとうゴール15(陸の豊かさを守ろう)にも寄与することを定量的に示すことができた。また、同時にゴムノキからの収入増加により生計向上及び世帯間の所得格差の低減にも効果的だったことが示され、SDGs達成に大きく貢献するモデルを開発するに至った。