表題番号:2019C-328
日付:2020/03/05
研究課題原始アミノ酸だけによるRNA結合タンパク質の構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 准教授 | 赤沼 哲史 |
(連携研究者) | 人間科学学術院 | 助教 | 古川龍太郎 |
(連携研究者) | 人間科学研究科 | 修士課程1年 | 趙方正 |
- 研究成果概要
生命の起源の解明に向けてRNAワールド仮説が支持を広げているが、次の課題となるのがRNAワールドにどのようにタンパク質が誕生したかである。本研究では、RNA結合タンパク質の代表例として、RNA機能に対して補助的ではあるが必須の役割を担っているリボソームタンパク質S7とS8を研究材料として選択し、原始地球環境に比較的豊富に存在したと推定されるアミノ酸種だけからS7とS8を再構成する試みを進めている。現在までに、進化系統解析と人工遺伝子合成により共通祖先型S7とS8を復元した。さらに、祖先型S7とS8から特定のアミノ酸種を欠損させたアミノ酸組成単純化型改変体の再構成もおこなっている。