表題番号:2019C-319 日付:2021/03/29
研究課題離島と都市部の保育園新入園児における保育場面への意向に関する縦断研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 根ケ山 光一
研究成果概要

不本意ながら,新型コロナウイルス感染の事態の影響で関東圏から離島への人の移動は事実上禁止され,研究もそれにともなって凍結された。2019年度末に一度研究期間を延長したが現在も事態は停滞したままである。このような状況で保育園入園の行動観察が凍結されてしまったため,それまでのデータでの仮分析を行った。所沢市では入園時に子どもの泣きが見られ強いストレスがうかがわれること,その安定化のために1か月程度必要なこと,安定化には保育士との身体接触と遊具の指触が有効に機能すること,所沢市に比べて沖縄の離島(多良間島)では子どものストレスが低いことなどが暫定的に明らかにされた。