表題番号:2019C-318 日付:2020/04/10
研究課題陸域生態系の植物生産力評価のためのプロセスベースモデルの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 太田 俊二
研究成果概要
変動する気候条件下における作物収量は地球の自然植生の潜在生産力という文脈で理解されなければならない。これまでに申請者は、熱収支・水収支などの整合性をとる手法を取り入れた植物生産力評価モデルを開発し、気候データを入力値として、時間変動する気候資源に対応した生産力変動の再現に成功しつつある。そこで研究では、生産力を日単位で推定できるこのモデルを拡張することを目的とした。これは、世界の人口扶養力の定量化、および今後も予想される地球規模の気候変化による植物生産力低下の大きさやその頻度を評価するための基盤的な技術となるだろう。