表題番号:2019C-286 日付:2020/02/22
研究課題発電機・発動機劣化診断に関する人工知能の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 犬島 浩
研究成果概要
1.背景
 電動機診断監視では,これまで定期点検を主体に行われてきた。設備の状態や異常兆候を的確に把握し保全する技術が重要になっている。これら技術を実現するためのインフラとして、IoT、AI、5Gが重要である。
2.IoT、AI、5Gの診断監視への活用
 「IoT」は、診断監視対象にセンサ一を設置して、種々の情報をインターネットに伝達し、クラウドコンピュータにデータ伝送(「5G」利用)することである。「5G」は、診断監視において高速・大容量の通信手段である。「AI」は、「IoT」で収集されたデータから診断監視を実行する。
3.結論および今後の課題
 無線センサにより,センサのIC化とデータ伝送が無線で実行され,センサ価格とデータ伝送設置コストの低減化がはかられる。また,「5G」により,診断監視システムの通信コストの低減化が実現される。過去に開発した診断監視技術の中に、当時の環境では実現困難(コストの観点)だった技術が、IoT、AI、5Gにより実現できることも期待される。