表題番号:2019C-274 日付:2020/11/16
研究課題生体分子イメージング用ナノシートの構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 武岡 真司
研究成果概要

申請者は、機能性蛍光分子を固定したナノシートを用いて生体表面の温度やpHのレシオ型イメージングに成功した。本特定課題研究では、生体分子を蛍光イメージングとして捉えるために、フッ素系高分子インクでナノシート表面にパターンを印刷して自己展開する技術を確立した。また、アンモニアやドーパミンを電気化学的にセンシングする方針に変更して検討を行った。測定対象を呼気に含まれるアンモニアガスとしてPEDOT/PSS膜が吸着アンモニアガスを酸化する際の電流値の変化を測定すると共に、神経伝達物質であるドーパミンを対象としてドーパミンを鋳型に重合したPPy膜がドーパミンを選択的に酸化する際のシグナルの変化を測定している。