表題番号:2019C-258 日付:2020/04/06
研究課題対戦型スポーツを例としたデータベースに基づく時系列解析の方法
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 山崎 義弘
(連携研究者) 中央大学 助教 成塚拓真
研究成果概要

近年、生物系や社会系において、個体の運動・行動を追跡(トラッキング)したデータの取得が容易になった。それに伴い、集団(群れ)における各個体の位置関係を解析し、群れの内部構造(フォーメーション)を解析する手法の必要性が高まっている。本課題では、主に対戦型スポーツに着目し、統計物理学の視点から解析を行った。そして、群れを構成している系の詳細に依らない普遍的な解析手法を確立することを目的とした。具体的な実施事項は以下の通りである。(1)サッカーのトラッキングデータを用いてフォーメーション解析を行った。(2)より一般的な視点からフォーメーション解析を再考し、フィールドを領域への分割ではなく,各位置の重み付けと いう アプローチによる,新たなスペース評価の手法を提案した。領域への分割ではなく,各位置けと いう アプローチによる,新たなスペース評価手法提案する