表題番号:2019C-232 日付:2020/03/06
研究課題非定型発達青年にみるオラリティ文化の検証と多様な社会参加形態の開拓
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 片田 房
研究成果概要
知的障害を伴う非定型発達児者は、リテラシーの能力が概して脆弱であり、コミュニケーションの効率性にも限界がある。就労をはじめとする社会参加の形態も著しく制限される二次的障害のあることは否めない。本研究では、オラリティ(口話)の力が担保されている非定型発達青年の多様な社会参加形態の開拓を広げる試みの前哨戦として、身体面・学習面・社会面の三層から成るトレーニングの理論的根拠を検証し、「学習面」を「言語面」に置き換えるトレーニングの妥当性を探った。また、発話行動に著しい困難の伴う非定型発達青年女子の対人コミュニケーションの手段と欲求度を観察し、グループ行動の可能性の度合いを考察した。