表題番号:2019C-225 日付:2020/03/31
研究課題腱振動刺激による脳卒中後遺症疑似体験を活用した歩行介助トレーニング方法の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 上杉 繁
(連携研究者) 藍野大学 准教授 玉地 雅浩
研究成果概要

脳卒中の後遺症の一つに,四肢を動かそうとしても動かない,勝手に動いてしまうといった麻痺の症状がある.麻痺患者の世界への理解を高める方法として,腱に振動刺激を付与することで生じる運動錯覚と反射運動を利用し,非侵襲的に動作の不自由さを体験するためのツールを先に考案した.本研究ではこうしたツールをより多くの人が利用できるよう,材料の入手しやすさ,加工性を考慮し,使用者が自ら組み立て可能な振動刺激ツール組み立てキットの開発に取り組んだ.さらに,開発したキットを用いたワークショップも実施し,参加者が互いに交流しながら製作し,上肢・下肢の様々な箇所に装着して体験する様子が観察された.