表題番号:2019C-214 日付:2020/03/13
研究課題ネパールの特性を考慮した社会システムモデルに関する基礎研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 後藤 正幸
(連携研究者) 上智大学・理工学部 助教 山下 遥
研究成果概要

本研究は,南アジアの発展途上国の一つであるネパールを対象とし,現地のフィールド調査と収集したデータの分析を通じ,ネパールの社会的課題を抽出すると共に,社会システムモデルのあるべき姿へ向けた議論を展開することが目的である。特に,ネパール人の仕事感と経済的活動に関する問題,ネパール人女性のエンパワーメントに関する問題,世界遺産の保全に関する問題など,いくつかの具体的問題について,カトマンズとチトワン国立公園周辺でフィールド調査を実施した。得られたデータの分析とネパールのNational Collegeの研究グループとの密な議論に基づき,重要課題やその地域差を抽出すると共に,今後取り得る施策を示した。