表題番号:2019C-213 日付:2020/04/02
研究課題臨床試験におけるサンプリングSDVの設計方法に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 棟近 雅彦
研究成果概要
本研究では,新薬開発の治験において行われる,医療記録と症例報告書の記載内容の一致を目視で確認する作業(Source Data Verification:以下,SDV)を,サンプリングデータにより効率的に行うサンプリングSDVの設計方法を確立することを目的とした.製薬会社X社で実施された過去の18治験の監査証跡データ(症例報告書への入力処理の記録)を分析し,実際に「データの訂正頻度」と「データの重要度」を考慮したサンプリングSDVを設計し,その際の検討事項を設計方法として手順化した.また,過去の複数試験に適用し,提案手法が有効であることを確認した.