表題番号:2019C-201 日付:2020/03/11
研究課題複合現実技術を用いた音響計測システムの高度化と応用範囲の拡張
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 及川 靖広
研究成果概要
 これまで、光学透過型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と空間認識センサを用いて立体的な音場情報を多視点から観測するシステムを提案してきた。複合現実は現在発展途上にあるが、実際の物理的な計測情報の可視化のみならず計測方法自体をインタラクティブに行うことを可能にする点でも、既存の可視化技術と大きく異なる。本研究では、その実用化を目指し、システムの高度化と応用範囲の拡張を実現した。具体的には、
1.複数人での観測や情報の共有が可能なシステム
2.過渡的な音場の可視化計測
3.任意の音源を再生することによる能動的な計測
を確立し、その有効性を確認することができた。