表題番号:2019C-199
日付:2020/03/29
研究課題超低遅延情報通信ネットワークの物理限界に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 教授 | 川西 哲也 |
- 研究成果概要
本研究の目的は、電磁波の伝搬速度が有限であり、シーズとしての伝送技術・センシング技術における低遅延化、高性能化の限界を理論、実験の両面から求めることである。レーダーなどのセンシングでは電磁波の伝搬速度を積極的に活用しているが、送受信機における信号処理遅延が性能を律速する可能性がある。今年度、歩行者保護のためのレーダーシステムの基礎研究を進め、歩行者に簡便な発振器をもたせる構成の有用性を実証した。極限まで処理遅延を押さえるための歩行者側装置を提案し、既存のミリ波レーダー等と組み合わせることで、壁の背後にいる歩行者を検知できる可能性を示した。