表題番号:2019C-196 日付:2020/02/12
研究課題不純物イオン注入による酸化チタンへの可視光応答性付与とその細胞パターニング応用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 谷井 孝至
研究成果概要
酸化チタンへの可視光応答能(可視光照射による光触媒能)付与を目的として、集束イオンビームを用いて不純物イオンを酸化チタン表面に注入し、その光触媒能を実験的に評価した。スパッタ法を用いて、石英上のアナターゼ酸化チタンに、低エネルギーのAu、Er,、Fe、Siの4種イオンビームを注入し、その基板表面にオクタデシルシラン単分子膜を成膜して可視光(波長:420-440nm)を照射し、光触媒能によって単分子膜が分解した表面にのみ蛍光標識分子を吸着させることで、局所的な可視光応答能を評価できる方法を構築した。