表題番号:2019C-181 日付:2020/03/28
研究課題Hamilton構造をもった数値安定なEinstein方程式の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 米田 元
(連携研究者) 八戸工業大学 講師 土屋 拓也
研究成果概要
当研究の目的はEinstein方程式を数値的に解くときに適した離散化の方法を見つけることにある。数値的に解こうとするとき、Einstein方程式の大きな特徴は2つあり、1つは非線形性が強いこと、1つは1st classの束縛条件があることである。前者は数値的な安定性に関係し、後者は束縛条件の破れに関係する。特に後者について、離散化の良し悪しを評価する方法としてConstraint Accuracy Order(CAO)という方法を提案した。学会発表する予定であったが、学会が中止となってしまったので、2020年度以降に成果発表したい。このCAOを用いて、既存の様々な離散化手法に適用・評価し、数値実験でその実用性を確かめることに成功した。