表題番号:2019C-161 日付:2020/02/18
研究課題顧客便益向上と企業のコストダウンの両立の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 大学院経営管理研究科 教授 山田 英夫
研究成果概要

2019年度特定課題 研究基盤形成『顧客便益向上と企業のコストダウンの両立の研究』

(1)研究の概要

従来ビジネスモデルの研究においては、収益モデルのパターンを抽出する研究が多数行われてきた。しかし従来の研究では、Osterwalder ら2010)が挙げた9つのセルの中で、外部から観察可能なマーケティングの側面をクローズアップする傾向が強かった。

本研究では、そうしたマーケティング面の下に隠されたビジネスモデルの事例研究を行い、持続的利益を上げ続けることができるビジネスモデルのためには、コストの持続的優位と競争優位が欠かせないポイントであることを明確にした。

 特定課題における研究方法は、日本のITC以外の業界の事例研究によった。取り上げた事例は、サービス業、製造業をバランスよく抽出したが、先行的に成果をまとめられたのは、下記論文に示した2つのサービス業の事例であった。

(2)研究成果の公表

 研究の成果は、査読付き学術論文として「フィットネス企業のビジネスモデル研究 ~隠れたビジネスモデルを探る」(共著)『ライフデザイン学研究』第15号、2020、および学術論文として「見えないビジネスモデルの探求 ~コスモスマートビークルを事例として」(共著)『早稲田国際経営研究』第51号、2020に発表した。