表題番号:2019C-153
日付:2020/04/09
研究課題曖昧性がインデックス保険の需要に与える影響の理論的考察
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 准教授 | 尾崎 祐介 |
- 研究成果概要
- 本研究課題の目的は曖昧性がインデックス保険に与える影響を理論的に考察することである。インデックス保険とは、対象となる損失の利用が難しい場合にその損失と統計的な関係のあるインデックスに基づいた保険のことである。インデックス保険は発展途上国における貧困対策に有効と考えられることから、研究と実務の両方で注目を集めている。インデックス保険の実証的な研究により、理論的な予測と比較して、インデックス保険の保有と需要の両方が極端に少ないことが明らかにされた。本研究では曖昧性を導入することによって、実際のインデックス保険の保有と需要がより説明できることを理論的に示した。