表題番号:2019C-142 日付:2020/03/31
研究課題21世紀初頭における英語による言語活動の変化状況
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 森田 彰
研究成果概要
本研究の最終的目的は、21世紀初頭の英語の変化を文法・語彙・用法・発音だけでなく自動翻訳による使用場面の変化をも含めた言語活動にまで対象を広げて観察、分析することにある。その最初の年度として、今後研究対象となり得る事象について、広範囲に観察した。具体的には、ケンブリッジ大学図書館等での先行研究の調査、ロンドン各所における特に公共掲示のサンプル収集、英国在住の様々な背景の日本語・英語話者からの聞き取りを行った。その過程で、ヒトを差す場合の代名詞 they の単複両用の現象について、you と比較したその原因、モノを差す it, they との用法差が当面の調査課題として浮かび上がり、資料の収集と分析を継続すべきとの結論に至った。