表題番号:2019C-108 日付:2020/02/24
研究課題英語導入科目におけるプレゼン指導とその効果の検証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 折井 麻美子
研究成果概要

本研究は、英語プレゼンテーション能力向上を目的とした導入科目における発話指導と、その効果の検証を目的としている。半期間の実験授業においては、ノンバーバルデリバリー(姿勢やアイコンタクトなど)面の指導や、バーバルデリバリー(音量・発声や強調など)、コンテンツ(つなぎ言葉やまとま方)などについて、配付資料をもとに指導し、各ポイントについて複数回の練習を実施した。

データ収集は、学期始めと学期末に1度ずつ、未見のパワーポイントスライド6枚分のプレゼンテーションを行わせ、それを学生毎に録画した。また学期末には、プロジェクト型のプレゼンテーションも各自5分以内で実施させ、それを録画した。 

今後行うデータ分析については、3観点から評価する予定である。具体的には、①ノンバーバルデリバリー ②バーバルデリバリー ③コンテンツの3観点を、大学教員3名で実施する。その評点の変化を観察する予定である。また、独自の学生授業アンケートも実施し、結果を分析して授業効果を検証する。特に、「プレゼン表現集」の活用に対する評価、フィードバックの質や量、方法についての分析を行い、今後の指導方法の参考とすることを目指す。

4月中までに分析を終え、同年9月に国内学会にて発表予定である。