表題番号:2019C-096 日付:2020/06/01
研究課題大学生からみた初等・中等教育のプログラミング教育の連続性について
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 三尾 忠男
研究成果概要
 2020年度より初等教育にプログラミング的思考』の育成を目的としてプログラミング教育が導入される。しかし、高等教育での学びにどのように繋がるのかについては未知である。そこで、大学生が「プグラミング教育」についてどのように考えるかを調査し、大学におけるプログラミング教育、特に『プログラミング的思考』の必要性を探る。秋学期の学部選択科目で、 小学校プログラミング教育のねらい等の講義と疑似体験を実施した。プログラミング的思考の必要性についての印象は、小学生に「ある程度あればいいと程度」90%であった。また、小学校でのプログラミング的思考が現在の自分にどの程度あるかは、「完璧に習得」10%、「ある程度は習得」40%、「少しは習得」50%という印象であった。別途、体験の感想には、「子どもの頃から、こういったものに触れることは論理的思考力の底上げにつながると思う」という肯定的な意見は散見される程度である。