表題番号:2019C-075 日付:2020/02/24
研究課題災害復興段階における地域の記憶と震災遺構に関するアーカイブ研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 浦野 正樹
研究成果概要

本研究は、災害復興段階における、地域の記憶と震災遺構に関するアーカイブに関する研究である。地域の将来像を見据えながら地域の復興と活性化を目指す動きが災害復興段階での特徴であるが、その際に地域の記憶や災害の遺構などの地域データアーカイブがどのような意味をもち役割を果たしうるかの可能性を探ることがこの研究の目標である。地域や災害過程全般についてのデータアーカイブは、地域の記憶を覚醒させ、今後の地域での生き方の糧として地域の社会・生活基盤となる可能性をもち、地域がもつさまざまな次元での脆弱性を浮き彫りにさせ、日常生活を送るうえでの生活課題の明確化とその解決すべき方向性をガイドする可能性がある。