表題番号:2019C-052 日付:2020/04/07
研究課題日中の古典籍を通してみる「文」の概念の比較研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 河野 貴美子
研究成果概要
 古来東アジアは漢字を共有し、いわゆる漢字漢文文化圏を形成してきた。前近代の日本の文学、文化も、漢字漢文のリテラシーを重要な基盤として形成、展開してきたものである。本研究では、日本における日本古典学研究の成果と、中国における中国古典学研究の成果を持ち寄り、相互に討論を行うことによって、古典学研究における新たな視座を開拓することを期して、北京大学の中国古典学の研究者と共同してワークショップを開催した。具体的には、2019年11月2日、3日に北京大学にて「中日古典文学関係研究」をテーマとする中日古典学工作坊第二届学術研討会(第2回中日古典学ワークショップ)を開催し、2名の基調講演、16名の研究発表、17名の青年学者論壇の発表、討論を通して、日中の古典学をめぐる方法や資料等に関する有益な学術情報を交換できた。