表題番号:2019C-050 日付:2020/03/23
研究課題日本における「同一労働同一賃金」原則に関する法理論の歴史的検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 島田 陽一
研究成果概要
「同一労働同一賃金」原則の歴史的生成過程を検討し、それが「男女同一賃金原則」の展開の中で形成され、「生活賃金原則」とともに賃金に関する二つの法原則として成立し、展開してきたことを確認した。その初期的な成果は、「『同一労働同一賃金原則』と『生活賃金原則』に関する覚書」(島田陽一他編「『尊厳ある社会』に向けた法の貢献」(旬報社、2019年)177頁以下所収)として公表している。その後は、上記課題を引き続き検討するとともに、フランスにおける「同一労働同一賃金原則」の生成過程の研究に着手している。