表題番号:2018S-233 日付:2019/03/25
研究課題確率フラックスと確率外力を持つ単独保存則方程式に対する時間分割法理論の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 講師 登口 大
研究成果概要
確率フラックスと確率外力に対する時間分割法の適用を試みた。時間分割法とは、対象の方程式を二つの方程式に分け、分割された時間区間で二つの方程式を交互に解くことで近侍解を構成する手法である。しかし、「二つの方程式を交互に解く」ということと確率過程の可予測性の相性が悪いことが判明した。この問題を避けるためには、どちらか一方の方程式を決定論的に扱う必要がある。そこで、確率フラックスの項にラフパス理論を取り入れる方針に切り替えた。最初のステップとして、ラフ輸送方程式を扱う必要がある。現在、このラフ輸送方程式の問題を解決することに成功し、論文を執筆中である。