表題番号:2018S-171 日付:2019/03/13
研究課題小中学生の体育授業における楽しさの構造に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 助教 梶 将徳
研究成果概要
 本研究では,小学校の体育授業における楽しさの実態を明らかにすることを目的とした.予備調査を踏まえた本調査では公立小学校の871名を対象として実施し,以下の3点が明らかとなった.

1)体育授業の楽しさは,6因子(仲間との協力,運動への没入,達成感,他者からの承認,運動の本質の体感,自己裁量の行使),23項目から捉えられることが明らかとなった.
2)学年差の検討では,達成感,他者からの承認,運動の本質の体感において,6年生よりも5年生の楽しさ得点の方が有意に高かった.
3)性差の検討では,運動への没入,運動への本質の体感,自己裁量の行使において,女子よりも男子の楽しさ得点が有意に高かった.