表題番号:2018S-162 日付:2019/04/07
研究課題社交不安症患者における自己注目と注意バイアスの時系列変化の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 講師 富田 望
研究成果概要

 社交不安症患者を対象に実験を実施するための予備的研究として,大学生39名を対象にスピーチ中の視線の動きと脳活動を測定し,実験参加者の社交不安傾向とスピーチ中の自己注目,注意バイアスの関連性を検討した。そして,得られた研究成果を国際誌であるSocial cognitive and affective neuroscienceに投稿し,査読者からの回答をふまえて実験手続きを再考した。また,大学生30名を対象に,自己注目を低減させるための方法である注意訓練法(Wells, 2007)を実施し,介入によってスピーチ中の自己注目や注意バイアスがどのように変化するのかを検討した。