表題番号:2018S-106 日付:2019/07/03
研究課題トンネルコンクリートへのマネジメント導入のための漏水部劣化分布予測に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 岩波 基
研究成果概要

第二次世界大戦よりも前のコンクリートは,水セメント比が100%を超えるものがある.セメントの化学組成は現在のものと差異がなく,骨材は良質な川砂利である.<?xml:namespace prefix = "o" ns = "urn:schemas-microsoft-com:office:office" />

長期供用したトンネルコンクリートの圧縮強度は強度低下が無いことが判明した.長期地下水中で供用したトンネルコンクリートは,地盤に接している面では劣化しないが,内側の中性化速度は通常の2.8倍であった.また,トンネル漏水流出部の溶脱は急激に進むことを確認し,劣化防止には完全な止水工法を行うことであること明らかにした.