表題番号:2018S-105 日付:2019/02/21
研究課題移動輪荷重を受ける道路橋RC床版の疲労設計法
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 佐藤 靖彦
(連携研究者) 早稲田大学 博士課程1年 竹田京子
研究成果概要
 道路橋の鉄筋コンクリート床版(RC床版)は,交通荷重,すなわち移動輪荷重を繰返し受けるため,疲労に対する設計が欠かせない.しかし,その合理的な疲労設計法は存在しない.そこで,過去に複数の研究機関において行われた輪荷重走行試験結果を活用し,せん断抵抗機構および破壊機構に基づいたRC床版の疲労寿命予測式を開発した.しかし,その式はその適用範囲が限定されており,適切に評価できない実験結果が存在する.
 そこで本研究では,過去に開発したRC床版の疲労寿命予測式を拡張し,載荷速度と支持条件が疲労寿命に及ぼす影響を明らかにするとともに,階段状に変化する移動輪荷重下におけるRC床版の疲労寿命予測を可能とした.