表題番号:2018S-103 日付:2019/04/04
研究課題段取工程と後処理工程を考慮した生産スケジュールの動的最適化システムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 谷水 義隆
研究成果概要
本研究課題では,製品から複数の部品を分解する順序だけでなく,分解した部品の洗浄や検査などの後処理工程の順序までを包括的に考慮したスケジュールの動的最適化手法を提案した.本研究では,進化型計算アルゴリズムにおいて,部品の分解順序を木構造で表す遺伝子モデルを用いた.また,後処理工程の順序は,部品に施す後処理工程の数だけ部品名を1列に並べた遺伝子モデルで表現した.これら2種類の個体群の最適な組み合わせを求めながら,各個体の進化プロセスを進めることで,より適切なスケジュールを探索する方法を示した.さらに,パソコン上にスケジューリングシステムを実装し,計算機実験を行うことで,その有効性を検証した.