表題番号:2018S-095 日付:2019/04/05
研究課題バーチャルリアリティ空間における快適な移動表現に関する人間工学的検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 助手 伴地 芳啓
研究成果概要
近年、様々な分野で活用が進んでいるバーチャルリアリティ(VR)技術に関して、いくつかの問題がある。特に問題となることが、VR酔いである。VR酔いとは乗り物酔いに似た症状であり、原因として有力な説に感覚不一致説がある。感覚不一致説は、実際に知覚している感覚と過去の経験から予測される感覚の矛盾により酔いが起きるというものである。現状では、3自由度と6自由度のヘッドマウントディスプレイ(HMD)があるが、どちらもVR体験をする現実の範囲には制限がある一方で、VR空間では制限がない。特に、3自由度のHMDでは現実では動いていないがVR空間では動くという感覚が一致しない場面がある。そこで、VR空間における快適な移動手法に関する人間工学的な検討を行った。