表題番号:2018S-081 日付:2019/04/08
研究課題標本数を任意に設定可能な離散フーリエ変換アクセラレータの設計と実装
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 講師 川村 一志
研究成果概要
本研究では,信号処理や暗号演算に用いられる離散フーリエ変換(DFT)の高速化に向けたハードウェアアクセラレータ設計に取り組んだ.本研究が対象とするDFTは標本数が2のべき乗でないことを前提とし,加えて,数千~数万の標本数に対応可能である点から既存研究と大きく異なる.標本数が2のべき乗でないDFTの高速アルゴリズムとしてBluesteinFFTを採用するとともに,高位合成時に適用可能な最適化技術を組み合わせることで,FPGA上で高速動作するハードウェアアクセラレータを構築した.本アクセラレータについて,計算機実験により対CPU比で3倍程度高速に動作可能であることを確認している.