表題番号:2018S-077
日付:2019/02/04
研究課題ウェルデッド絡み目の局所変形に関する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 教授 | 安原 晃 |
- 研究成果概要
研究代表者とJean-Baptiste Meilhan氏は,共同研究「Arrow calculus for welded and classical links, to appera in Algebraic & Geometric Topology」において,ウェルデッド絡み目のArrow Calculusと呼ばれるものを導入し,ウェルデッド絡み目の局所変形に関する新たな手法を導入する事に成功した.本研究では,新たな局所変形を導入し,Arrow Calculusを用いて研究を行った.具体的には,twist-moveの亜種である,V(n)-moveとVn-moveを新たに定義し,これらによって定められるウェルデッド絡み目の同値関係による完全分類を与えた.twist-moveはプリンストン大学のFox教授の1958年の論文に起源をもつ古典的かつ重要な研究課題であり,今なお研究が続いている.本研究で得られた,twist-moveの亜種の局所変形(V(n)-moveとVn-move)による同値類の完全分類の成果はtwist-moveの今後の研究にも大きく貢献するだろう.