表題番号:2018S-031 日付:2019/03/24
研究課題トンガ王国トンガタプ島の雑貨店ビジネスにおける中国人商店の影響に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助手 北原 卓也
研究成果概要
 2018年8月及び3月にトンガ王国トンガタプ島でフィールドワークを実施した。その結果、営業中の394店舗のうち、中国系は259店舗、トンガ系は126店舗、フィジー系等その他は9店舗であることがわかった。 中国人の雑貨店ビジネスを可能にしているのが、トンガ人ビジネスパートナーの存在である。外国人による雑貨店ビジネスは規制されているが、ビジネスパートナーの名義で事業登録し、中国人運営者は被雇用者として事業を行っている。ビジネスパートナーは店舗の土地所有者と必ずしも一致せず、中国人店舗運営者は別途賃貸借契約を結んでいることもある。 中国人店舗運営者は、主に福建省の出身者で、親族・友人関係を頼ってトンガにやってきている。